こんにちは、「株式会社グレースリーフ」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
士業の事務所の売り上げを2倍に!先生の事務所の取り扱い業務がネット集客でどれぐらいの市場規模があって顧客ニーズがあるのかは、士業の事務所のネット集客において、とても重要な情報になります。多くのブロガーの方も同じような分析方法で自分のブログから商品が売れそうなのかを判断しています。
前回のコラムでは、ネット集客の環境分析の方法の1つである3C分析についての考え方について解説をいたしました。
今回のコラムでは、3C分析の実践編として1つ目のCであるカスタマー「Customer」についての市場調査と顧客ニーズついて実際に分析調査する方法を解説いたします。3C分析の市場規模や顧客ニーズの調査はSEOやリスティング広告においてもとても重要になりますので、ぜひ分析調査方法を覚えていただきたいと思います。
今回の記事を読むと、士業のWEBマーケティングにおいて、カスタマー「Customer」である市場規模や顧客ニーズの分析調査方法が理解できます!
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3C分析の市場調査でネット集客を可能性を把握!士業のWEBマーケティング
今回のコラムは、前回のコラムで説明したネット集客の環境分析の考え方の1つでもある3C分析の理論を1歩前進させて、実際に士業のネット集客の3C分析としてカスタマー「Customer」市場規模や顧客ニーズの分析調査のデータの取得方法について解説をいたします。
士業の先生が今後取り扱う業務が、どの程度の市場規模や顧客ニーズがあるのかを実際に分析調査するための方法の解説になります。カスタマー「Customer」市場規模や顧客ニーズの分析調査は先生の取り扱い業務のネット集客での需要を調べるだけでなく、その業務に関するキーワードがSEOでどの程度上位表示しやすいかといったこともわかりますので、とても重要な分析調査になります。
それでは、前回のコラムで解説をした3C分析のうちの最初のCであるカスタマー「Customer」についての分析調査方法をご紹介いたします。
キーワードプランナーを使用した市場規模や顧客ニーズの分析調査
カスタマーである市場規模や顧客ニーズの分析方法には、たくさんの方法がありますが、今回はとても基本的な方法でもあり、とても有効な方法でもあるGoogleが提供する無料の分析ツールであるキーワードプランナーを使った検索ボリュームを調査する方法から解説いたします。
キーワードプランナーはGoogleが提供する無料のツールなので、Google検索での検索ボリュームのみしか計測できませんが、すべての検索エンジンな中でグーグルでの検索が約8割近くを占めていますので、キーワードプランナーの数字でおおよその市場規模が推測できると考えられます。
キーワードプランナーは、Googleが提供する無料で使用できるツールなのですが、使用するにはまずグーグルアカウントを取得し、さらにグーグル広告の広告アカウントを作成する必要があります。
グーグル広告の広告アカウント作成に関しては、リスティング広告を解説していく時に細かい設定の説明をいたしますが、今回はグーグル広告の公式サイトにログインし、指示に従って広告アカウントを作成いたしましょう。
グーグル広告の広告アカウントが作成できましたら、広告の配信は停止にしておかないと広告費用が発生してしまいますので、必ず忘れないように広告の配信を停止しておきましょう。
それでは、実際にキーワードプランナーの使い方を解説していきます。
以下の画像がキーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」という画面になります。
キーワードプランナーの画面の「新しいキーワードを見つけるという項目」から調査したいキーワードを打ち込むことで、そのキーワードの「月間平均検索ボリューム」、「競合性の高さ」、「広告でのクリック単価」、そして打ち込んだキーワードの「関連キーワードの情報」がキーワードプランナーの検索結果に表示されます。
以下の画像がキーワードプランナーで、「相続」というキーワードを打ち込んだ後の結果の画面になります。
まず、調査したいキーワードの月間平均検索ボリュームは、単純に取り扱いしようと考えている業務に関するキーワードが月間でどれくらい検索されているのかを調査することができます。
上記の画面だと月間平均検索ボリュームは、33,100と表示されていますので、これはかなり多い数字になります。
ここでの検索ボリュームが極端に少ない表示、例えば数百以下だと取り扱い業務としての市場規模が小さすぎるということになります。
競合性については、低、中、高という表示で競合性についての高さが表示されます。相続に関しては「中」と表示されています。ここで「相続」は「ページ上部に掲載された広告の入札単価」でも¥356と表示されていますので、法律業務の中では割と安い方です。しかし、先生ご自身がリスティング広告を出稿されていてポンと先生の事務所の広告がクリックされただけで¥356を支払うと思うとかなり高い気もしますよね。
しかし、過払い金や交通事故、債務整理などの高額なクリック単価では、普通に¥2,000以上のクリック単価になりますので、リスティング広告を広告を1クリックしただけで牛丼が4杯もいただけてしまうと考えると凄い金額ですよね!
今お話しをしたリスティング広告でのクリック単価になりますが、このクリック単価が高いということは、それだけ顧客ニーズが高いことになりますし、競合もそれだけの金額を出しているということは、競合性についても高いということになります。
また、その調査したいキーワードに関連したキーワードがいろいろと表示されますので、これも凄く価値のある情報になります。それぞれのキーワードについての関連の情報については、リスティング広告を出稿している場合では、出稿しているキーワードに漏れがないかといった確認もできますし、SEOでいえばそのキーワードの検索ボリュームなどがとっても参考になります。
さて、キーワードプランナーを使っての市場規模と顧客ニーズの分析調査については理解はできましたでしょうか。
SEOやリスティング広告のことが理解できるようになると、このキーワードプランナーの価値が本当によくわかるのですが、SEOとリスティング広告についてはこの後のコラムで解説をさせていただきますので、その時にもキーワードプランナーの解説を再度させていただきます。
各種検索エンジンを使用した市場規模や顧客ニーズの分析調査
基本的にキーワードプランナーをちゃんと扱えるようになれば、それでほとんどこと足りてしまうのですが、当社では確認も兼ねて2つ目のカスタマーの調査方法である、「Google検索」と「Yahoo検索」を使用しての市場規模と顧客ニーズの調査方法を説明いたします。
例えば「相続 相談」というキーワードを検索エンジンで検索すると、たくさんのリスティング広告が上位に表示されます。
このように、調査したいキーワードを実際に検索エンジンで検索したときに、リスティング広告が表示されているということはそのキーワードに費用をかける価値があるということになりますので、市場規模と顧客ニーズがある証明になります。
そして、それぞれの検索エンジンの検索結果については、市場規模と顧客ニーズに違いがあります。
先ほど、すべての検索エンジンの中でGoogle検索の割り合いが約8割だと解説いたしましたが、当然になりますが残りのほとんどはYahoo検索ということになります。また、パソコンやスマホといったユーザーが検索するデバイスによっても市場規模と顧客ニーズには違いがあります。
以前はパソコンの方が検索ボリュームが多かったのですが、現在ではパソコンよりもスマホの方が検索の市場規模と顧客ニーズは圧倒的に大きくなっています。
結論から言うと、各種検索エンジンの市場規模と顧客ニーズは、大きい順から「Google検索スマホ」⇒「Yahoo検索スマホ」⇒「Google検索PC」⇒「Yahoo検索PC」という順番になります。
調査したいキーワードを、上記の4種類の検索エンジンとデバイスで検索をしてみると、「Google検索スマホ」では表示されていたリスティング広告の広告が、「Yahoo検索PC」では広告表示されないといった現象が普通におこります。
検索ボリュームと顧客ニーズの判断基準としては、4通りの検索の中で1番表示されるはずの「Google検索スマホ」で広告表示されないような検索キーワードはほとんど市場規模と顧客ニーズがないと判断できます。
また、4通りの検索の中で1番検索されないはずの「Yahoo検索PC」で広告表示されるようであれば、それはとても顧客ニーズがあり、市場規模も大きいだろうと判断できます。
また、この検索エンジンを使用したカスタマー「Customer」市場規模や顧客ニーズの分析調査のいいところは実際に検索をいたしますので、上位にどんなサイトが広告を表示していて、どのようなランディングページを使っているかの確認が同時にできてしまうことなんです。
3C分析の市場規模と顧客ニーズを調べるには、様々な方法がありますが、キーワードプランナーと各種検索エンジンを使うことで、先生が考えている取り扱い分野がどれくらいの市場規模で、どれくらいの顧客ニーズがあるかを問題ないレベルで分析調査することができます。
市場規模や顧客ニーズの分析調査結果の活用方法
上記の「相続」を例に挙げれば、キーワードプランナーを分析結果だと検索ボリュームが十分に多く、クリック単価はさほど高額ではありません。
また「相続」のキーワードの各種検索エンジンの検索結果だとGoogle、Yahooのすべての検索エンジンにリスティング広告の広告表示がされますが、表示される広告のランディングページの質はそうでもないというのが今回の市場規模と顧客ニーズの分析調査結果になります。
これだけでも、わかる人間がみるとSEOでこのキーワードなら上位表示できそうだとか、リスティング広告のおおよそのクリック単価がわかるなどのメリットはあります。
もちろん、次のCである、コンペティター「Competitor」競合相手を加味しないと今後のネット集客の戦略は完成しませんが、カスタマー「Customer」市場規模や顧客ニーズだけでも先生の事務所のネット集客を成功させるための多くの情報が入手できたのではないかと思います。
次回のブログでは3C分析の実践編の次のCであるコンペティター「Competitor」競合相手についての分析調査についての解説をいたします。ブログから収益を上げているブロガーの方も実際にキーワードプランナーや検索エンジンを利用して自分のブログから商品が売れるのかのリサーチをしていますので、ぜひ士業の先生もこの方法をマスターしてご自身のサービスの市場規模を把握致しましょう!
今回の記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、今回のコラムの「士業の事務所の売り上げを2倍に!キーワードプランナーで市場を把握!」のテーマの解説は以上になります。
また、今回の記事の内容で知りたいことやご質問がある方は、お気軽に当サイトのバナー画像やLINE登録からご相談やご質問をしてください。
それでは、元システムエンジニアで司法書士の久我山左近でした。