こんにちは、「株式会社グレースリーフ」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です
士業の事務所の売り上げを伸ばすために1番重要なことは、とにかく先生の事務所サイトに多くのお客様を集めることです。そして、士業の事務所のネット集客のメインにしたいのがSEOから多くのユーザーを集めることです。しかし、SEOからのネット集客にはとにかく時間がかかります。
リスティング広告は士業の事務所の法律業務のネット集客にとてもマッチした有料広告でSEO対策とは逆にとても即効性のある事務所の売り上げを大きく伸ばせる広告になります。先生がもしこれから事務所の開業をお考えでしたら、SEOに取り組み始めたとしても効果が出るまでに6カ月以上はかかりますので、開業当初の事務所のネット集客での売り上げは即効性のあるリスティング広告に頼ることになります。
わたしが経営している事務所のリスティング広告の費用対効果は5倍以上が平均の成果になりますので、リスティング広告の費用対効果の優秀さが実感できると思います。今回のコラムでは、リスティング広告の掲載順位と入札戦略について元システムエンジニアで司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
今回の記事を読むと、リスティング広告の表示される掲載順位の決まり方の仕組みと入札戦略について理解を深めることができます!
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リスティング広告の掲載順位と入札戦略の解説!士業のWEBマーケティング
今回のコラムでは、リスティング広告の掲載順位と入札戦略について元システムエンジニアで司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
リスティング広告の掲載順位の決まり方【事務所の売り上げを2倍に!】
まず、リスティング広告での「広告の掲載順位の決まり方」について解説をいたします。Google検索で探したいキーワードで検索をした時に、上から順番にリスティング広告が並んでいると思いますが、もちろん上位に掲載されている広告の方がクリックされやすくなります。
リスティング広告もSEOと同様に検索結果の1位に掲載された広告のクリック率が1番よくなることは簡単に想像できると思います。士業の法律業務の中には緊急性が高い業務もありますので、そういったケースでは、なおさらリスティング広告の掲載順位が高い方がクリックされやすくなります。
今まで何度も解説してきましたが、リスティング広告に関しては表示されいる広告をクリックした瞬間に広告費が発生いたします。
では、リスティング広告掲載順位がどのように決まるかというと「オークション形式で掲載順位が決まる」ことになります。
リスティング広告では、1つ1つのユーザーの検索で瞬間的にオークションが行われて掲載順位が決定されていきます。
また、出稿するキーワードは、1つ1つ違う入札単価を決めることができ、例えば「離婚 相談」には500円「離婚 手続き」には400円といったようにキーワードごとに違う入札単価を設定することができます。
ただ、オークションといっても一般的なオークションとは違って、単純に1番高い入札単価を付けたから1位に広告が掲載されるわけではなく「広告ランク」というデータを加味してリスティング広告の掲載順位が決まります。
ですから、リスティング広告で上位に広告を掲載したいと考えた場合には「広告ランクがとても重要な要素」になります。
それでは、その広告ランクの算出方法になりますが「入札単価」に「品質スコア」を掛けることで算出いたします。
例を出しますと、A事務所の入札単価を100円と設定して品質スコアが5だったケースでは、500という数値が算出されますが、B事務所が入札単価を80円と設定して品質スコアが10だったケースだと800という数値が算出されます。
この場合には、B事務所が800でA事務所が500なのでB事務所の広告の方が上位に掲載されることになります。ですから、1番高い入札単価で入札をしても品質スコアが低いと掲載順位が上位に掲載されないこともあります。
では、その品質スコアはどのように決まるのでしょうか?
品質スコアは、広告の「クリック率」と検索した「キーワードと広告文の関連性」、そして「広告文とランディングページの関連性」という3つの要素が適正であることがGoogle広告での評価の対象になります。
他にも細かい要素がありますが、おおきな要素とするとこの3つなので、この3つの要素が品質スコアに関係しているということを抑えておきましょう。
これは極端な話しになりますが、法律事務所で「旅行」というキーワードでリスティング広告を出稿しようとしても関連性がありませんので品質スコアは極端に低くなり、リスティング広告での掲載は非常に難しくなります。
リスティング広告を運用する上で、先生の広告がクリックされるためには、ユーザーが困っている問題を解決するために検索するであろう適切なキーワードを選定し、先生の広告を見たユーザーがクリックしたくなる魅力的な広告文を作成することが大切で、さらに最終的にはユーザーがたどり着いたランディングページで問い合わせに繋げる確率を上げることで先生の事務所の売り上げを大きく伸ばせるリスティング広告の運用ができるようになります。
ここでは、もう1つCPC「クリック単価」の決まり方についても理解してしまいましょう!
通常のオークションだと、1番高額な価格を提示した人に商品が売却されるこになりますが、リスティング広告には品質スコアが影響しますので、この価格だけで決まるわけではないと説明いたしましたが、リスティング広告のCPC「クリック単価」に関しては、さらに「セカンドプライスオークション」で決まります。
セカンドプライスオークションを解説いたしますが、先ほどからお話しをしている品質スコアが関係してくると理解しにくくなりますので品質スコアを除いて単純なケースで考えてみることにいたします。
例えば、リスティング広告の「債務整理 相談」というキーワードでA事務所が500円、B事務所が400円、C事務所が600円という価格で入札をおこなったケースだと、もちろんリスティング広告の掲載順位は、C事務所、A事務所、B事務所の順位になりますが、Googleに支払う価格はそのままになるわけではなく、次の順位の広告費プラス1円がCPC「クリック単価」になります。ですから1位の順位に表示されたC事務所は2位に表示されたA事務所の入札単価の500円に1円をプラスした501円がC事務所のCPC「クリック単価」になります。
このように次の順位に広告が表示された入札額を基準にCPC「クリック単価」を決めるシステムをセカンドプライスオークションといいます。
ここまでが、リスティング広告の掲載順位の決まり方についての解説になります。
リスティング広告の入札戦略【事務所の売り上げを2倍に!】
リスティング広告の品質スコアについては理解できたと思いますが、それぞれのキーワードの入札単価を決めてリスティング広告を出稿する設定は、リスティング広告の「手動入札」という方法になります。
手動入札では、1つ1つのキーワードの入札単価をリスティング広告の運用者が決めて広告配信をいたします。
以前は、すべてこの手動入札によってリスティング広告が運用されていましたので、1000個以上キーワードを選定してリスティング広告の運用をするケースなどでは、それなりの手間が大変でしたので、広告代理店によっては少ないキーワードの方が効率がいいといったことを主張して運用の手間を少なくするといった、少し悪質な広告代理店も多くありました。
しかし、現在の主流は「自動入札」という入札設定で、Googleが予算内で最大限のパフォーマンスを発揮できるように自動で入札の設定をいたしますので、リスティング広告の入札方法はすべてGoogleにお任せする運用方式になります。
手動入札と自動入札のどちらがいいかというのは、現在でも意見がわかれるところではありますが、結論から申しますと最終的なリスティング広告の運用は自動入札の方が間違いなく優れています。
この最終的という意味は、リスティング広告の運用を始めた当初は広告運用のデータがありませんので、GoogleのAIが最大限のパフォーマンスを出すことができませんので、それまでの間を手動入札で運用する方がいいと考えている広告代理店も中には存在しますし、当事務所の初動も手動入札を採用いたしました。
Googleの自動入札は、今このブログを読んでいる先生の使用デバイス、年齢、性別、職業、趣味、行動している時間帯などのとても細かいデータを保有していますので、そのGoogleが保有する膨大なデータを最大限活かしてリスティング広告の運用を最適化するようにプログラムいたします。
これから新たにリスティング広告を始めるという先生にとっては当初から自動入札を選択する方がいいという意見が多いのですが、それに関しては配信する法律業務によって少し変える必要があります。そして、自動入札についてもいろいろな入札戦略を選ぶことができるのですが、初動は「コンバージョン数の最大化」でリスティング広告を運用して、ある程度データが溜まったら「目標コンバージョン単価」に移行していくのが当社がお勧めの入札戦略になります。
まず、「コンバージョン数の最大化」については、1日の予算の中でコンバージョン数(お問い合わせの件数)が最大化になるように調整する入札戦略です。わたし個人の感想だとこの自動戦略がデータの収集には1番早いと思うのですが、初動は少し広告費の使い方が荒いかなという印象も持っています。
初動のリスティング広告の運用に関しては、より安全に運用したい場合には「拡張クリック単価」という自動入札戦略で上限のCPC「クリック単価」のみを決めて広告運用するという方法もあります。
次の「目標コンバージョン単価」は、1件のコンバージョン単価(お問い合わせ1件の単価)を決めて、そのコンバージョン単価を実現するために入札戦略を決めていきます。この目標コンバージョン単価については、現実とかけ離れたコンバージョン単価を設定してしまうとGoogleのAIが上手く機能しなくなるので、ある程度コンバージョンのデータが溜まってからでないと上手く機能しないことがあります。
以前は、リスティング広告の運用の入札戦略は運用者の能力に依存してきた部分なのですが、現在では自動入札が主流になってきましたので、より先生の事務所の広告を表示させるキーワードの選定や、先生の事務所の広告をクリックさせるための広告文の方がより重要度が高まってきています。
また、以前のブログのランディングページの最適化では、PASONAの法則やキャッチコピーといった様々なテクニックを使ってユーザーを問い合わせに誘導する方法について解説をいたしましたが、完成度の高いランディングページを所有できるだけで、リスティング広告の費用対効果は2倍、3倍にも変わる可能性がありますので、ランディングページに関しては1番拘りを持って制作していただきたい部分であります。
この記事の内容について、ご不明点やご質問などがございましたら、このサイトのお問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。
わたしの記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回のコラムの「リスティング広告の掲載順位と入札戦略!士業の事務所の売上を2倍に!」のテーマの解説は以上になります。
それでは、元システムエンジニアで司法書士の久我山左近でした。